みかるくです。
先週の月曜日、知人と明治大学博物館へ行ってきました。
お目当ては博物館内にある展示スペースの刑事部門。何と、拷問器具の展示を見ることができる場所なのです。しかも、入場料は無料。
レプリカがほとんどではあるのですが、歴史上にある刑具の仕組みや、使い方などが知りたい人にはもってこいのスポットです。
実は以前にも一度、別の知人と行ったことがあるので、私は二度目の見物だったんですけど。二度も行くか? と言われると何とも返せません。そういう趣味のある人と勘違いされても仕方ないですね。
ひざまずけ、この豚野郎。
処刑器具以外もあるよ!
明治大学博物館の展示は、刑事部門以外にも様々です。
大学の歴史を学べる大学史展示室に始まり、日本の伝統工芸である寄せ木細工に、漆塗り等々の商品部門。人類史を振り返れる考古部門など。
何も拷問処刑器具だけを延々と取り揃えた変態小屋ではありませんので、珍宝館みたいな乗りで行かないように気を付けてください。
あくまで静かな展示スペースです。無駄にハッスルしないように。
大学史展示室
そんな訳で、まずは明治大学の歴史を紐解くスペースから。
学校の模型や、創立者、著名な卒業生に関すること説明等々がずらり。学校展示のスペースだけ勇ましい校歌が流れていて、若干のシュールさがありました。
ところで、田舎の学校って緑が豊かなことくらいしか特筆できることがないので、校歌は「草木が」「山が」ってほぼ自然のことしか褒めてないらしい。
という都市伝説について、知人と話していました。失礼な会話だ。
商品部門
刑事部門はメインディッシュに取っておこう、ということで、商品部門と考古コーナーへ。
商品部門は日本の伝統工芸(装飾品や陶磁器など)の品々と解説がコンパクトにまとまっていて、興味深い内容でした。
日本文化って、ひとつひとつの緻密な手作業を主として出来上がっている物が多いような印象を受けますね。そうして考えると、1枚1枚の絵コンテを作り上げていくアニメなんかも、日本人気質的にお家芸にしやすいんだろうか……と何となく思ったり思わなかったり。
しかし、伝統工芸の後継者不足なんてよく言われていることですが、時と共に文化の数々が失われていくのは致し方ないようにも感じます。
もちろん、伝統に価値があることは確かだと思いますし、残して行こうとする活動に理解がない訳ではないのですが。
例えば今の時代においては、縄文土器を手作りして一般流通させてはいないように、手法や文化というのは日々移り変わって行くものだと思うんです。
諸行無常、と言えばいいんでしょうか。
むしろそうして廃れていくからこそ「文化的」と感じてしまうのは、私が退廃主義か何かだからなんだろうか。
そんなことを考えたのでした。
(明治大学博物館、後編は明日投稿)
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