なかったことにされた2006年のFate/stay nightを除いておおむね高評価の「アニメ版Fate」の数々。
「Apocrypha」に続き「EXTRA」も「Fate/EXTRA Last Encore」としてアニメ化され、現在放映中!
「EXTRA」は元々PSPのゲームで、「Fate/stay night」のスピンオフ的な立ち位置のものです。
筆者の「け」は「stay night」のファンで、かなりのライトプレイヤーであるものの「FGO」もプレイしてます。
僕は「EXTRA」は未プレイで、WIKIや「FGO」での知識しかありません。
とんちんかんなこと言ってたら申し訳ありませんが、現時点(8話放送後)の本心からのレビューをしていきます。
正直、見ててつらい1~3話
「椅子の上の正座」というスタイルで視聴した結果の素直な感想。
「は?」
連発される作中の専門用語。急展開からの意味不明展開。「え、あなた誰ですか?」と思っていたら即退場するキャラクターたち。
専門用語を専門用語で説明されている気さえする…。「聖杯戦争」「ウィザード」「サーヴァント」というキーワードしか脳が拾ってくれない…。
僕が「EXTRA」のゲームを未プレイだから?と思ったものの、プレイ済みである知人も「全然わからねえ…意味わからねえ…なにあれ」と頭を抱えていました。
つまりおそらくは、完全独自路線。
シリーズ構成のところに原作者である「奈須きのこ」の名前があるので、ありがちな脚本家がはっちゃけすぎて原作無視してしまったパターンというのもなさそうだし、「まどマギ」のシャフトだし…どうしてこうなった? なんで?
3話でおぼろげながら設定や世界観が把握できたような気がしたものの、すでに傾げすぎた首がもげて床に落ちそうであります。
正直、つまらなすぎて吐きそうでした。
「俺はこのアニメ切る」という人が多数現れる中での視聴続行
ぶっちゃけ、僕も切ろうと思ってました。
「3話で急展開」がなんとなくお決まりになりつつある最近のアニメで、3話すらつまらない。
もう諦めたい。
「玉藻ちゃん来てくれ…この雰囲気をギャグ路線でぶち壊してくれ…」とこのアニメではたぶん登場しないであろうキャラに祈るほど。
※玉藻ちゃん=玉藻の前 「EXTRA」にて主人公が選べるサーヴァントの1騎 とてもかわいい
が、4話から雰囲気が変わります。というか、「ああそういうことか!」という納得が頭の中に広がりました。ようやく! なるほど!
原作「EXTRA」とはやはり完全なる別物で、軽いネタバレになってしまうかもしれませんので白字で隠しておきますが「EXTRAの<主人公>が失敗した世界を『何者か』がやり直している」という感じのストーリーです。
理解ができると、面白さが分かります。
主人公が何でそんなにあらゆるものを憎んでいるのかとか、記憶も何もないのに戦い続けているのかとか。
5話にて、僕の中二心が炸裂する
カッケー! デッドフェイスかっけー!
やべー! スゲー! 俺もデッドフェイスやりてー!
この月の全てを憎みてー!
……ふぅ。
3話の「ドレイク」戦の戦闘演出がかなりしょっぱかった気がしましたが、4~5話の「ロビンフット」戦は良かったです。
6話ではシャフト的な映像演出と「ありす」がよくマッチしてました。
なんとなく「まどマギ」を思い出しました。ああいう「不安を感じるメルヘンチック」ってすごく好きなんですよ。
見返してみると映像演出は1話から良かったですね。
1~3話の全てが憎くて良い点も見れてなかったと、冷静に反省。
ちょっとデッドフェイスしてたかもしれません。
みんな、戻ってきてくれ
7話は特にすごく良かった。すごく良かった。
原作通りのアニメだったら、あの感動はなかった。
「怪物」の影が「ありす」になってる演出とか最高だった。
もう安心して言える。
「みんな、戻ってきてくれ」
このアニメめっちゃ面白いぞ! 1~3話は……うん……ちょっと吐きそうだけど、なんとか耐えて欲しい!
たぶん、「ネロちゃまかわいいなあ」で脳内を埋め尽くしておけば耐えられるはずだ。
僕は玉藻ちゃん派だ。あと赤い外套のアーチャーが好きだ。
「EXTRA」プレイ済でも未プレイでも楽しめる良アニメ、かも!
まだ折り返し地点を回ったところ。
「面白いアニメ」と言い切るのは早いかもしれませんが、その予感がすごくします。
続きが気になる!
気になりすぎてデッドフェイスしちゃいそうだ!
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