ツッコミ最終回【コードギアスR2】

アニメ

みかるくです。前回の記事「ただの神アニメだった【コードギアスR2】」の続きです。

大したことは書きませんが、斜に構えたツッコミを書く前に、私がコードギアスを愛しているということをここに宣言しておきます。

R2最終話を見た際に、色々な意味で「何……だと……」と思ったポイントを発表していこうと思います。

 

クロヴィス殿下、まさかのネタ要員

 

公開処刑前のクロヴィスの格好が気になりました。ビックリして巻き戻して二度見した。

どうしちゃったんだろう、あれ。誰にどうされちゃったんだろう、あの人。

ファンサービス……?(‘ω’) にしてもやり過ぎですね。だって、お召し物があちこち肌蹴ておいでですよ。ついでにぶっとい鎖で縛られてますよ。

その上、よくよく見るとあられもないお姿で緊縛プレイを公開されてるにも関わらず、意外にも平然とした顔のクロヴィス殿下。

 

大丈夫なんでしょうか?! 一体、ルルーシュから何を吹き込まれたんでしょうか?!

何かルルーシュのクロヴィス殿下に対する極上の嫌悪感を、これでもかってぐらいひけらかされた気がするシーンでした。

もう処刑される前から公開処刑されてるんだけど、これから殺すの? 死体蹴りするの……?と思いました。

 

まあ、クロヴィスさん、仮にも殿下なのに、相手の思考を完全に読みきったルルーシュの録画映像と会話して気を取られてる内に、まんまとギアスの餌食になって。

結局、いつぞやの一般市民マオと同じ戦略が通じちゃった訳です。切れ者に見えて、案外あっけなく丸め込まれた殿下だったのでした。

ルルーシュ、いくら頭が良いとはいえ、会話の展開から相手の応答までほぼ予測できるなんて、もはや予言の領域ですよね。未来予知のギアスとか隠し持ってるんじゃないですかね。

 

ナナリー妹君、まさかのお色気要員

 

そして声高に、盛大に言い放ちたいのは、同じく公開処刑前のナナリー。

ええ……その格好は一体全体……って動揺を隠せませんでした。何なんでしょう、あの格好。お兄様の趣味なのかな?

神聖ブリタニア帝国第99代唯一皇帝陛下にして黒の騎士団CEO超合衆国第2代最高評議会議長であらせられる、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア様のご趣味なのかな?!

ルルーシュったら、世界のみならず、ついにナナリーまでちゃっかり支配下に置いたのかしら。この人でなし! よくやった!

というか、ルルーシュにとっては世界なんか二の次ですよね。ナナリーこそが世界であり、ナナリーこそが全人類のヒエラルキーの頂点に君臨する寵愛対象ということでお間違いないですね。

 

脱兎の如きゼロ

 

罪人を運ぶ車両の前に立ちふさがり、華麗なステップでルルーシュへと刃向うゼロ。

めちゃくちゃ凄かった。いや何がどう凄かったって、アニメ見た人は誰もがそう感じたと思いますけど。俊敏だった。

ともかく脱兎のごとく俊敏で、早送りのごとく敏捷だった。

ナイトメアフレームが浴びせる銃弾の雨の中、華麗なステップすてすて踏んでよけるよける。

応戦に出たジェレミア卿の肩を踏み台に、マントをひらひら翻して跳ねる跳ねる。あのまんま広大な青空へ飛び立つんじゃないかと危惧させるほどの跳躍力でクロヴィス殿下拘束プレイを見向きもせずスルーして、ナナリーの色仕掛けを目の前でガン見してからジャンプして、本命ルルーシュの前にシュタッ と着地!

誤解を呼びそうな解説の数々はともかくとして、あの一連の動作、目を見張るものがあったので、アニメを最後まで通して見た後にもう1回巻き戻してスローで見てしまいました。

結論。

 

スザクは、人間じゃない。

 

だってスザクって、ルルーシュが皇帝への即位を声明した時もそうだったけど会場に乱入したと思ったら、向かってきた兵士共を一撃の下に薙ぎ倒して、彼らが突き刺さんとしていた槍の刃まで木っ端微塵に粉砕してくれちゃったんですよ。

この人間離れした身体機能が生き物の持つ運動能力の範疇にあるとしたら、些細な疾走だけでぜーぜー息切れに肩を揺らす主人公ってのは一体なんの類なんでしょうか。

ルルーシュの頭脳は今まで色んな強敵を前にあれかこれかと悩まされた末、稀に遅れを取ることすらあった訳ですが。それに対し、スザクのバカ力が接近戦に持ち込んで負けたことなんてあったでしょうか?

 

ナイトオブワンと生身で対峙した時は押され気味だった気もしますが、いずれにしても、後にランスロットの機体性能もあいまってか案外軽々と打ち破ってくれちゃいましたから。

ほらやっぱり。スザクは、人間じゃない。

みんな大好きオレンジさん

 

そしてオレンジことジェレミア。あのジェレミア卿ときたら「行け。仮面の騎士よ…」とか言って遠ざかっていくスザクの背に向けて意味ありげに微笑んじゃって。

最後のシーンなんか、ギアスキャンセラーでものにしたと思しきアーニャと一緒に額に汗してオレンジ農園ときました。

ありがとうジェレミア卿。

恐らく人生最大であろう挫折とコンプレックスを乗り越え、人生最高の誇りに変えたジェレミア卿。

オール・ハイル・おはようございました!

あんたは我々社会の劣等生どもに体を張って夢をくれた英雄だった!

 

でも、これって要するにルルーシュがあの日テキトーに思い付いたデタラメが、ジェレミア卿の将来を確定しちゃったってことになりませんか。

じゃあ、あの日あの時。ルルーシュの思い付きが万が一、「良いのか? 公表するぞ、チェリーを」だったとしたら。

 

ジェレミア卿の通称は「チェリー」だったに違いありません。

 

後の世で手掛けるのがサクランボになるのはいいとして、

一歩間違えばジェレミアさんは「チェリーボーイ」として、世間に名を馳せることになりかねなかった訳です。

 

何たる屈辱、軽蔑、侮辱!

 

ジェレミア卿。オレンジという蔑称には本当に、この上ない程散々に苦しめられたこととは思いますが。

まだ、オレンジで良かったんじゃないでしょうか。

その辺はきっと濡れ衣を着せることになる上で、ルルーシュなりに気を遣ってくれた単語だったんですよ(?)

だってなんか嫌じゃないですか?

ストロベリーとか。バナナとか。パイナップルとか。かぼすとか呼ばれるとしたら。

 

どうせ気を遣うなら「マスカット」や「ドラゴンフルーツ」とか、せめてオレンジよりはマシだったんじゃないかと思われる格好良さそうな名前もあったといえばあったのかもしれませんが。

ルルーシュが敵に対してそこまで慈悲をかけるような人間だったとしたら、こうもまんまと世界は変えられなかったかもしれません。

 

要するに、大声で言うデタラメをオレンジにするか、はたまたパパイヤにするか、否、ここは意表をついてドリアンにするか。その選択こそが大きな分岐点の1つだったんです、きっと(??)

 

 

まだまだ書き足らない、コードギアスの魅力。

次回は、アニメ全編を通しての疑問や考察などについて書いていきます。

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