「真面目に料理すれば上手いのに」が座右の銘です、みかるくです。
お待たせしました。みかるくッキングのお時間がやって参りました。
突然の料理記録
しれっとスタートしましたが、誰も待ってない上に、料理について日記書くのは初です。
何はともあれ、街はクリスマスでにぎわっている時期。
キリストの復活だか生誕だか忘れましたが、せっかくのシーズンですし、経済効果の一員に加わってみるのも悪くないと思うんですよね。
じゃあ、なんかそれっぽいことでもするか、とスーパーをうろうろしたところ……
買ってきたのがこちら。
安売りされていた丸鶏。
こいつを見かけてしまったからには、ローストチキン的な、照り焼きっぽいなんかを作りたい!
とりあえず、にわとり丸ごと調理したらそれっぽい気がする!
浅はかな思い付きが見え透いています。しかし、こんな大袈裟な鶏肉を買ったのは生まれて初めてで、テンション爆上げでございます。
我が家にオーブンはありませんが、なんかそれっぽいものを作ることにしました。
だいぶアバウトなレシピ
作るもの:ローストチキンっぽい、照り焼きっぽい何か。
使うもの:圧力鍋、フライパン。
圧力鍋がなくても、底の深い鍋があればできそうです。
材料
・丸鶏(中抜き) ・たまねぎ(1個) ・にんにく
調味料
下ごしらえ用(やらなくてもOK)————————-
・塩(大さじ2~3) ・こしょう ・オリーブオイル
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・固形コンソメ(2個) ・しょうゆ ・みりん ・水
・市販のソース (大さじ1) ・バター ・油
分量の表記がないものは、お好みでの量調節がおすすめです。
というか、適当に作ったので分量覚えてないです。
(やらなくてもいい)下ごしらえ
①丸鶏を水洗いして、塩、こしょう、オリーブオイルを塗り込む。
②1晩寝かせる。
あってないような行程な気もするんですが。
臓器が抜いてあるとはいえ、中からそこそこ血が滲んでくるのが気になりました。値引きの肉だから、若干古めだったのかな……?
とりあえず、塩コショウ&オリーブオイルで下味を付けつつ、臭みを消すという作戦です。
この行程で、塩を塗りながら皿の上に座らせてみたり、前脚(?)を掴んでバンザイさせてみたり、とぬいぐるみのように愛でるのも自由です。
だんだん肉塊に愛着が湧いてきます。料理の決め手は愛です。
いざ調理へ
③たまねぎ、にんにくを切る。適当に切る。
④圧力鍋に丸鶏、にんにく、たまねぎをぶち込む。
⑤しょうゆ、みりん(ボトルを傾けて、素早く鍋1周分くらい)、固形コンソメ1個、水を入れる。
丸鶏「…………」
水が少なすぎると焦げやすいですが。多すぎるとつゆだくになってしまう。焦げ防止くらいの気持ちで量を調節しましょう。
まあ、丸鶏からも肉汁が出たり、たまねぎも溶けて水分になる気がするので適当です。
⑥軽く蓋をして、強火で煮る。2分くらいで丸鶏を引っくり返す。
何となく、まんべんなく色を付けたいからです。やらなくてもいいです。
⑦きちんと蓋をする。強火で煮込んで圧力鍋のピンが立ったら、中火くらいに変更。30分くらい煮る。くらい。
ここまでやれば、どでかい丸鶏にも火が通っているはず。多分。
「鶏肉の煮込みスープ的な何か」なら既に完成段階……なんですが! 私が作りたいのは「クリスマスっぽいローストチキンっぽい照り焼きのような何か」である。
要するに、茶色い・香ばしい・デカイ鶏肉を作りたい。
ということで、ここからさらに焼き目とか、色とかを付けます。
フライパンのターン
⑧フライパンに油を引いて、固形コンソメ1個、ソース、しょうゆ、バターを混ぜながら溶かす。中火くらいで、焦がさないように注意。
煮込んだ時点で多少の味が付いてるはずなので、ソース、しょうゆは、香りと色付け目的くらいの量でOKな気がする。
濃いめの味がお好みなら、多めに入れます。
⑨ ⑦をフライパンに投入。※
⑩ソースとかがじゅわじゅわ泡立って粘ってきたら、丸鶏を引っくり返す。
フライパン周りのソースとかを丸鶏にぶっかけながら、何となく色を付けます。
※ちなみに⑤で水を入れすぎたり、煮込んだら肉汁が出まくってしまったりで、⑦の水分量が多い場合は、丸鶏だけを取り出してフライパンに移しましょう。
全部そのままフライパンに移しても、丸鶏に焼き色が付きません。
水気が減るまで煮込むのが大変そうです。
まあ、入れすぎたらそれはそれ。鶏ダシが出ていて大変おいしそうなので、丸鶏を抜いて別の料理に使うか、スープとして頂きましょう。
完成だZO!
うぉおおおおっちょっと茶色くて香ばしいデカイ鶏肉ができたぞ!
さっそくお皿に、なんかこう、クリスマスっぽく盛り付けを……あれ?
カニなのか?
にわとりを調理していたら、海産物になっていました。
正確に言うと、盛り付ける段階で四肢がもげてしまい、どんな感じでくっついていたか忘れました。
ぬいぐるみのように愛でられたのに、腕をもがれ、原型すら忘れ去られた丸鶏。
しかし、肉は大変やわらかく焼けています。
ああでもないこうでもない、とか言って動かしていると身が崩れて、カニですらなくなってしまいかねません。
やむを得ず、このまま強行することにしました。
地獄の付け合わせ
というか、冷静に考えるとお皿小さいのでは?
どう考えても家にある皿を過信していた私のミスなんですが チキンを受け止めるだけで精一杯になっている、この器の小ささよ。
お前、そんなことでは日本のクリスマスは乗り切れないぞ。
「甘ったれていると社会でやっていけないんだぞ」と言わんばかりに、とりあえず、同時進行で作っていた付け合わせを添えてみることにしました。
付け合わせは、ホウレンソウとエノキタケのバターソテーです。うん、おいしそうでは?
うんうん、お皿の容量に限界があるなら、丸鶏の中に入れればいいのである。
ターキーの中に具が入ってるとか、よくあるじゃないですか。それっぽいじゃないですか。あれ? そうだよね?
と自問自答をしながら、粛々とホウレンソウとエノキタケを皿に盛りました。
できました。
丸鶏「…シテ…コロシテ……」
味はカンペキだなあ!
既に死んでいるはずの丸鶏から、死を懇願された気がしましたが、知ったことではありません。
これこそが、モノホンの飯テロ画像です。要するにテロです。
かろうじてグロではないつもり
鍋で煮込むことで、中からほろほろのやわらか肉に。
さらにフライパンで焼きながら、外皮に濃い味を付けることにより、香ばしさが絶妙でした。
付け合わせのシンプルな味付けにも、ミラクルマッチです。
クリスマスっぽいローストチキンっぽい照り焼きのような何か、大成功☆彡
やったね!
そんなこんなで。
本当に味だけはとてもよかった。
丸鶏からカニへ、そしてクリーチャーへと変貌を遂げた、みかるくッキングでした。
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