みかるくです。愛が深すぎて、続いてしまっています。アニメ「コードギアス」レビューシリーズ記事第4弾です。
今回の記事は巷を騒がせた、あの「ルルーシュ生存説」について。
実は私もアニメを観た当時は、疑って疑って、書き溜めていた心の叫びがありました(笑)
もう知ってるよ! という方も、あの頃を思い出して読んでみてはいかがでしょう……。
当時の私が疑った「ルルーシュ生存説」
記憶の流入
ナナリーが最後にルルーシュに触れた時、記憶の流入がありました。
もしもナナリーが見たルルーシュの記憶が、以前、C.C.がスザクにやってみせたショックイメージのような類のものと同じだとすれば、
ルルーシュはスザクによって討たれるより前に、コードを引き継いでいた可能性が出てきます。
思わせ振りなC.C.の語りかけ
ルルーシュの独裁政権が終わり、各々のその後が描かれる最後のシーン。
C.C.の語りかけですが、馬車を操っているただの他人に話しているにしては、王の力だのギアスだのと一般人に話しても理解の及ばない話です。とはいえ、独り言にしては音吐朗々すぎますね。
おまけに最後には「ルルーシュ」と名指しをして話を終えていることから、彼女の話がただ、宛先もなく話している訳ではないことがわかります。
しかもC.C.が寝転んだ荷台へと場面が転じる前、ただの馬車引きである筈の男(?)が、何故か顔だけを除き、やたらアップで映されるような思わせ振りな演出も。
更に、王の力は人を孤独にするという理をC.C.自らが否定してみせるような呟き。そして、「なぁ? ルルーシュ」と、やけに明るく朗らかな声色。「ルルーシュ」と呼びかける際の一瞬音楽が消える。
そして音もなく風にそよぎ、C.C.の額を見え隠れさせる前髪……。
うわああ何なんですか! やはりルルーシュは生きているのでは?!と示唆される描写ですよね。
しかしですよ、ルルーシュが最初から死ぬつもりなどなく、事前にコードを引き継いでいたと考えると、ちょっと不自然なシーンもなくはない訳ですよ。
※使用画像はイメージです(なんか怒られそう)
不自然な点① C.C.の言動
そもそもです。馬車で話していたのは、馬を引いていた男でもなく、モノローグ的な独り言でもなく。
かつてマリアンヌとC.C.がそうしていたように、既に死んでいながらしてCの世界にいるルルーシュと、C.C.が話をしていただけだったのかもしれません。
それに、ルルーシュがスザクの手で討たれる前、教会のものと思しきステンドグラスの前で祈るように手を組んで「お前は人々にギアスをかけた代償として…」なんて涙まで流してたC.C.の言動は何だったのか、という話になってきます。
視聴者へのミスリードのために、泣いたんですか?!
訴えるぞこの野郎!(失礼しました)
不自然な点② スザクの涙は……?
何より気になるのは、最終回でルルーシュを突き刺した時のスザクの涙です。
あれは、彼の命を奪うということに対する複雑な悲哀の形だったと受け取ったのですが……?
もしもあれでルルーシュがコードを引き継いで不老不死の体になってたとしたら、スザクは結局ゼロレクイエムの真髄を知らなかったってことになりませんか。
そんなんじゃ「約束通り、お前が俺を殺せ」とかなんとか言っときながらルルーシュがまたしても密かにスザクを裏切ってたことになってしまうのでは?!
彼は刺される前にまんまとC.C.のコードを引き継いでいて、実はスザクに内緒でお忍びで生き残ってま~す!なんて展開、それでいいのか?!と思わないこともない。
だけど、やっぱり生きている……?
とはいえ、スザクの涙が彼の死を悼むものだったかどうか、というのも疑問の余地はあります。
スザクはゼロとなることで、彼が「スザクとして生きることはもうない」ですね。
そして、例えルルーシュが不老不死となったことをスザクが知っていたとしても「ルルーシュ」というひとりの人間を衆目の下で殺してしまうことによって、彼もまた「ルルーシュとして生きることはもうない」訳です。
ある意味で、ルルーシュを殺した、ということにもなる構図。この稀有で残酷な運命にこそ、スザクは涙したのかもしれませんよね。
C.C.の涙や呟いた「代償」だって、代償というのは『死』ではなく、コードを引き継いだことによって不老不死になり、『死』そのものを奪われてしまうということだったかもしれませんし……。
R2=ルルーシュ説
この『コードギアス』という作品の続編である『コードギアスR2』のR2。
私が至極勝手に憶測するに、ルルーシュ・ランペルージのイニシャルを取ったコード名か、もしくは、ルルーシュという名前の頭2文字を取ったコード名なのではないか?と思っています。
つまり、コードを引き継いだことを示唆しているのではないのか?
最後に
……というのが、アニメ視視聴時に疑いに疑った当時の私の心の叫びでした(笑)
いや~まさか、公式でこんなことになるだなんて……!
嬉しいやら悲しいやら色々と思うことはありますが、最新のシリーズに関してもチェック予定ですので、今後の展開に期待大です。
コメント